技術書

【今月の技術書-1】働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 著:川添愛

どーもどーも、へりかるです。

昨今のAIや人工知能の盛り上がりは素晴らしく、スマート家電と呼ばれる製品が数多く生み出されています。

スマートスピーカーをはじめ、人の言葉に反応して制御してくれるその姿に、なにもかも理解してくれるような錯覚さえ感じます。

そんな中ふと思いました、そもそも「言葉がわかる」とはどういうことなのでしょうか。

機械は本当に人間の言葉を「理解」しているのでしょうか。

今回、その疑問を探るべくこちらの本を読みました。

働きたくないイタチと言葉がわかるロボット

題名:働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」
著者:川添 愛
出版:朝日出版社
発行:2017年6月

なんで興味をもったの?

先述にもありますが、AIがもてはやされる今、AIとは何者なのかを知ることは非常に大切だと思います。

刻一刻と進歩する世の中の流行の恩恵を受けるだけでなく、それがどのような仕組みで、どのような技術で作られているのかを学ぶこと。

そういった好奇心が自分のモノづくりにもつながってくると考えています。

そういった意味で、AIに関する知識が少しでも深まればいいなと思い購入しました。

 

何が学べる?

この本で学んだこと、それは「言葉を理解すること」の難しさです。

従来の家電や機械といった類いは、外部からの信号に対して決まったパターンの反応を返す制御。

一方でAIでは、外部の信号(ここでの人間の声・言葉)を理解し、考え、最適な反応を返す制御。

人工知能と呼ばれる制御の中で、人間と密接にリンクする「言葉」をいかに処理しているのか。

そのはじめの一歩を学ぶことができたと感じました。

 

川添愛さんてどんな方?

巻末に記載されていた経歴を紹介させていただきます。

  • 文学部言語学を専攻し博士取得
  • 津田塾大学や国立情報学研究所で特任准教授として活躍
  • 専門は言語学、自然言語処理

「言葉」というものを科学的に研究されてきた方のようです。

今回紹介する著書でも「言葉を理解する」ということをわかりやすく説いてくれています。

 

本の構成は?

この本は題名の通り、働きたくないイタチ達が、人工知能をもつロボットを作って悠々自適に暮らそう!とロボット作りに励む物語です。

イタチやフクロウといった動物たちの会話形式で物語が進んでいき、とても読みやすくなっています。

また、各章にはそれぞれ、言葉を聞き取る・おしゃべりできる・論理的な関係がわかるといったテーマがつけられており、

人工知能がそれぞれの技術を身につけるには、何ができる必要があるのかを理解できるようになっています。

各章の末尾には、物語の内容をより深く解説しており、多くの知識を得ることができました。

AIの制御や科学技術的な内容は触れられていませんが、AIのコアの技術の1つでもある外界とのコミニュケーション、

その重要な架け橋である言葉というものについて、非常に理解が深まりました。

というわけで、AIのみでなく、言葉とは、言葉を理解するとはどういうことなのか。

興味をもった方はぜひご覧ください!

 

ではでは~

ABOUT ME
へりかる
工学部卒の理系人、エンジニア2年目。 エンジニアはじめた人が、ブログもはじめてみました。

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